景気は日銀次第??
12月も後半に差し掛かり、
もう少しで2023年を迎えようとしております。
来年の4月には、
日銀総裁が交代することになっております。
日銀総裁が交代になると
金融政策が変更になったりして、
不動産業界においても
重要な金利や不動産価格にも
大きな影響を及ぼします。
今回は不動産業界の相場を掴む為にも
重要な日銀総裁について解説します。
●日銀て?
そもそも日銀とはなんなんでしょうか。
日本銀行、通称日銀は、
「物価の安定」と「金融システムの安定」という
2つの目的を掲げており、様々な業務を行っています。
例えばお金を発行したり、
当座預金などの決済のサービスや
資金の貸付などの金融政策などです。
そのトップが日銀総裁。
日銀総裁は、国会の同意を得て内閣が任命することになっており、
任期は5年。
再任も可能です。
そして、今のトップが黒田総裁。
31代目で、12月よ時点で9年8ヶ月勤めており、
歴代最長だそうです。
黒田総裁は、
「賃金上昇を伴った消費者物価の前年比上昇率2%の物価安定」
を目標にしておりましたが、
達成されることはありませんでした。
この状況を踏まえて岸田総理は、
次の日銀総裁の選出者に求めるものとして
「(市場の)予見性や政府と日銀との連携を
しっかりと念頭に置き重視しながら、
考えていかなければならない」
このように述べております。
このような発言から、
「今までの政策や考え方を大きく変えるようなことは、しない」
であろうと言うことが読み取れます。
黒田総裁は、金融緩和を主とした政策を実行しており、
この影響もあって、日本の金利は、とにかく低くなっています。
これはローンを組む際には非常に有利な状況であると言えます。
しかし、ニュースで流れているように、
物の値段が上がっているインフレの状況にあり、
インフレは金利の上昇を招くとされています。
このような情勢を踏まえると、
次の日銀総裁がインフレの影響もあって、
金利の上昇を進める政策を打ち出す可能性もあります。
まとめ
日銀総裁は来年の4月に交代が確定しています。
トップが変われば、少なからず政策や方針が変更になるでしょう。
そうなると日本の経済、
特に日常生活に関わる物価や金利は大きな影響を受けるでしょう。
今後の動向に注目です。
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