横浜は洪水被害が少ないの? 治水事業のお話。
真夏の猛暑が続いている一方、
秋の訪れも感じる季節になってきましたね。
今年の夏は、ゲリラ豪雨や
変則的な台風の進路により
大雨による河川の氾濫などが
全国各地で話題に上がりました。
実は、横浜市も大雨の影響で
洪水になる可能性が高かったのを
ご存知でしょうか。
そんな横浜市ですが、他の地域と比べて、
「治水工事が進んでいるエリア」
として注目されているとのことなのです。
そこで今回は、
「横浜市の治水工事」
について解説します。
今回の台風は、北上するスピードが遅く、
長い期間に渡り大雨を降らせました。
大雨が降ると河川の氾濫を招きますが、
横浜市は、全国でもかなり進んだ治水工事により、
安全が保たれています。
その工事の内容とは、
横浜市港北区の「日産スタジアム」などがある
多目的遊水地(総貯水量390万立方メートル)の存在です。
横浜には、「暴れ川」で有名な
「鶴見川」
が流れています。
横浜市を東西に流れるこの川は、
川の広さが他の河川よりも狭く、
平地であることから、
「氾濫しやすい条件が整っている河川」
とのことなのです。
特に、戦後最大の豪雨に見舞われた
1958(昭和33)年の「狩野川台風」では
約2万件が水没し、
綱島でかつて有名だった桃の生産も
この台風で壊滅したと言われています。
この災害をキッカケに、
全国に先駆けて「遊水地」という水を溜めておく場所を
設ける治水工事に着手しました。
この工事は、大雨により鶴見川の水位が高くなると
河川の水を「遊水地」に流していきます。
降雨後、鶴見川の水位が低下し、
再び水位が上昇する恐れがないと判断した時に、
遊水地下流側の排水樋管のゲートを開き、
少しずつ河川に流していきます。
横浜市内には、このような「遊水地」と
呼ばれる場所が数多く存在し、
横浜市営地下鉄グリーンライン川和車両基地の地下など
にもあります。
今回の台風のでも、
水位を17センチ下げる効果があったそうです。
この遊水地を作るという考え方を、いち早く導入したのが
「横浜市」だそうです。
いかがだったでしょうか。
横浜市は、全国一位の人口の市ですので、
災害などの被害が発生した際は、
混乱を極めることが予想されます。
その為、街全体を通して対策が取られており、
その対策も「万全に近い」と言えるでしょう。
この遊水地は、通常時は、グラウンドや公園
として活用もされている為、
普段は「憩いの場」として活用されている所も
良いですね。
ヤマダ不動産新山下店では、
ハザード情報や地域特性を踏まえた
住まい提案をさせて頂いております。
ご心配事は、忌憚なくご相談頂ける準備をしております。
住まい探しを検討されているお客様、
ぜひ当店までご相談にお越しくださいませ。
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